犬の「うれしょん」は、家族にやるならまだいいのですが、家族以外の人にやられると飼い主としては少し恥ずかしい気持ちになりますよね。
我が家の愛犬も家族以外の特定の人にうれしょんをしていたことがあるので、恥ずかしい思いをしていました。
そこで本記事では、
- 愛犬が特定の人にだけ「うれしょん」をするのはどうして?
- 愛犬の「うれしょん」を治す方法ってあるかな?
と悩んでいる飼い主さんへ向けて、犬が「うれしょん」をしてしまう理由と、「うれしょん」への対処方法を紹介します。
犬が特定の人に「うれしょん」をする理由
犬が嬉しい時や興奮した時におしっこが出てしまうことを「うれしょん」と言いますが、この行動は、飼い主や家に来た客人などの特定の人物にしてしまうことが多いようです。
犬が「うれしょん」をしてしまう理由は以下の通りです。
興奮しやすい性格だから
「うれしょん」をする犬のほとんどが興奮しやすい性格だといわれています。
特定した大好きな人が来ると、自分の興奮を抑えきれずにおしっこが出てしまうようです。
大好きな人を目の前にすると
「どこ行ってたの!?好き好き!ギュッてしてー♪」
というような感情になり、興奮した自分をコントロールできなくなってしまうのが原因になってきます。
数時間ぶりにママに逢えたら嬉しくってさぁ…勝手に出ちゃうんだよね♪
あたちもママのこと好きだけど、おしっこは出ないよ。
我が家の愛犬のように、犬の性格が大きく関係してくるようですね。
服従心が大きいから
犬の「うれしょん」は、群のボスに対して服従心を表すためにするとも言われています。
この服従心というのは、
ということを認めている行為なのです。
飼い主としては「うれしょん」されたら困りますが、犬にとっては本能的に行うごく自然な行動のようです。
ということは、うれしょんされたことのある妻のことを我が家のボスと思っているということなの…!?
確かにふくって、ママの後ばっかりついて行くよね。
ママはぼくのボスなのだ!
かまってもらえると思っている
「うれしょん」をされると、
などと、大声を出したり騒いだりししまうものです。
しかし、このように「うれしょん」に対して過剰に反応してしまうと、
などと、愛犬は勘違いをしてしまうことがあります。
飼い主の過剰な反応は犬にとって良いこと・嬉しいこととなるので、無意識におしっこが出ているのではなく、大好きな飼い主の気を引こうとして「うれしょん」をするようになってしまいます。
うれしょんをされたら「なんでおしっこしてるの!?」と大声を出したくなる気持ちもわかりますが、怒鳴ったりせずに黙々と処理した方が次の為になるということです。
勘違いをそのまま学習して覚えてしまうんですね。
そういえば、うれションされたママはギャーギャー騒いでたかも…
ママが喜んでくれるとぼくも嬉しい気持ちになるんだ!
不安やストレス、気が弱い性格のため
気が弱かったり繊細だったりする子は、ストレスや不安から恐怖を感じて「うれしょん」をすることがあるそうです。
今までに一度も「うれしょん」をしたことがない子が急にするようになったら、大きなストレスや不安を感じてしまっている可能性があります。
愛犬にストレスや不安を与えるような行動をしていないか振り返ってみましょう。
長時間の留守番が続いたり家の環境が大きく変わった時は、ストレスや不安を感じやすいので注意が必要になってきます。
ふくはビビりで繊細なところがあるから、不安でうれしょんしてるのかな?
ただ単にママのことが大好きなだけだと思うよ?
ママさん!一生ついて行きます!
子犬はうれしょんをしやすい
「うれしょん」をする子は、成犬よりも子犬の方が多いといわれています。
子犬は精神的にも肉体的にも成長途中なため、感情を自分で抑えることができなかったりちょっとしたことで興奮状態になってしまうからです。
成長するにつれて「うれしょん」が治まってくるケースが多いようですが、成犬になっても「うれしょん」をしてしまう子もいるようです。
確かに、成長してうれしょん回数は前より減ったよね。
興奮しすぎると漏らしてないか自分で確認してる時あるよね?
一応確認…確認だけね
犬が〝うれしょん〟した時の対処方法【4選】
愛犬からの愛情表現だったり服従心は飼い主にとっては嬉しいことですが、服や家が汚れるため、一緒に暮らしていく上で「うれしょん」は改善していきてい行動です。
「うれしょん」をやめさせる方法、治すための方法があるので紹介します。
興奮させないようにする
愛犬が興奮して「うれしょん」をしてしまうようであれば、愛犬が落ち着くまでかまわないことが大切です。
もし愛犬が興奮して相手に飛び掛かってしまうなら、
というように、愛犬の気持ちを落ち着かせてから相手の方へ行かせるようにしてあげましょう。
ハウスやクレートに入るトレーニングをしておくといいです。
また、長い時間留守番をしたあとに「うれしょん」をすることが多い犬の場合は、外出するときにケージの中に入れておくのも効果的です。
帰宅してすぐに愛犬と触れ合いたい気持ちもわかりますが、その気持ちをグッとこらえてケージからすぐに出すのではなく、5~10分くらい目を合わせたり声をかけないようにすることで愛犬を落ち着かせることができます。
犬は時間が経つと落ち着いていることが多いので、帰宅したらすぐに「○○ちゃん、ただいま~♪」と愛犬のところに駆け寄るのではなく、先に着替えや手洗いうがいを済ませてから「ただいま~」とリビングに入っていったり工夫してみましょう。
愛犬の感情をコントロールできるように、飼い主であるあなたの行動を変えてみることも大切になってきます。
大好きなおやつを使って「マテ」で落ち着くまでお待たせることも有効です。
大声を出さない・叱らない
「うれしょん」をされてしまったら服や家の中が汚れてしまうので嫌ですよね。
先程も少し述べましたが、
などと大声を出したり叱ったりしてはいけません。
大声を出してしまうと
と勘違いをしてしまい、「うれしょん」をして飼い主の気を引くようになってしまうからです。
「うれしょん」されるとビックリして大きな声を出したくなりますがグッと堪えましょう。
「うれしょん」をされても落ち着いて何事もなかったかのように対処することが大切です。
トイレトレーニングの時の『失敗しても騒ぐな』と同じように対処したらいいということですね。
あたちからしたら、ギャーギャー騒いでいるとみんな喜んでるように見えるんだよね。
うれしょんは喜ばれないんだね。人間って難しい…
マナーベルトをする
来客などの特定の人だけに「うれしょん」をしてしまう場合、『マナーベルト・おむつ』を愛犬に着用させて対処するのも一つの手です。
根本的な解決にはなりませんが、「うれしょん」をしてしまう来客がある時には便利なので上手に活用しましょう。
我が家の愛犬も家族以外の特定の人にうれしょんをする時は、マナーベルトを活用していました。
今はほとんどしなくなったから大丈夫だもんね。
興奮しないように気を付けないとね。
しつけ教材で訓練する
訓練で「うれしょん」をさせないようにすることも可能です。
おすすめは、『イヌバーシティ』という犬のしつけ教材で訓練すること
「うれしょん」の直し方の訓練自体はないのですが、基礎訓練を実践するだけで「うれしょん」を防止することも可能です。
例えば、
- 「おすわり・ふせ」で長時間待たせるトレーニング
- クレートで良い子に待たせるトレーニング
などの基礎がしっかりできるようになると、愛犬の興奮を飼い主さんが制御できるようになります。
我が家も『イヌバーシティ』の基礎訓練を実践してから愛犬の興奮を制御できるようになってきました。
飼い主の指示で愛犬を落ち着かせることができれば、興奮し「うれしょん」をされること予防することができます。
「いつまでもマナーベルトは可愛そう…」と思っているのであれば、この機会に是非『イヌバーシティ』で愛犬をトレーニングしてみてはいかがでしょうか?
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犬の『うれしょん』特定の人にだけするのはなぜ?|まとめ
「うれしょん」をされたら家の中や服が汚れてしまいますし、イライラしてしまう気持ちもわかりますが、大声をだしたり怒鳴ったりせずに対応してあげましょう。
愛犬を頭ごなしに叱って無理矢理やめさせようとするのではなく、まずは飼い主であるあなた自身の行動を見直してみましょう。
飼い主の行動を変えることで「うれしょん」は治せますし、飼い主の指示をちゃんと聞いてもらえるようにトレーニングしていくことが大切になってきます。
普段から愛犬と上手にコミュニケーションをとって「うれしょん」させないように上手に対応していきましょう。